貝類
わかめやホタテ、ホヤ、牡蠣など、養殖が盛んな南三陸町ですが、ことホタテに関しては、養殖を行う人が年々減ってきています。 理由は、設備投資に対して単価があまりにも低いためです。養殖業を営んでいる人の多くは、別の養殖に切り替えるか、ホタテと並行して別の養殖も行っている人たちが大半です。 そんな状況にあって、ホタテ一本にこだわる数少ない頑固職人の一人が、今回仕入れている漁師「佐々木和希」さんです。 ホタテ養殖も方法は数種類ありますが、佐々木さんをはじめ、南三陸の多くは「垂下式ロープ」という方法です。一本の太いロープから、垂直に複数本のロープを垂らし、その垂らしたロープにホタテをぶら下げます。 海中のプランクトンを餌にしているホタテは、波の上下、水温、水圧など条件の変化次第で、口を閉じて餌を食べなくなります。 放置すれば中身がスカスカのホタテになってしまう為、佐々木さんはほぼ毎日、船を走らせ状況をチェックし、浮き調整などをします。 結果、ホタテの貝柱は肉厚に育つため、佐々木さんの所へは地元業者のみならず、石巻や気仙沼から、わざわざ業者が買い付けにきている程の良質なホタテなのです。
築地市場ドットコムヤフー店
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